ewfyリファレンスマニュアル

これは 最新版(ewfy 1.0.1) のマニュアルです。 古いバージョンをお使いの場合は、 最新版(ewfy 1.0.1)をダウンロード してください。 ewfyのバージョンは、「ewfyについて」→「バージョン」で確認できます。
目次
概要
ユーザ
アイコン
メニュー
iniファイル
その他
FAQ

概要

  • WindowsXP+EWFの環境で使う、EWF用のユーティリティです。
  • EWFの情報を表示したり、状態を切り替えたりできます。
  • メモリ使用量に応じて自動コミットします。
  • 3種類の動作モード(タスクトレイ/ウィンドウ/サイレント)があります。
  • あんまりCPUに負荷をかけません。
  • ewfapi.dllは不要です。
  • 制限ユーザを含む複数のユーザで共用できます。

タスクトレイモード

  • これがデフォルトの動作モードです。
  • タスクトレイ(通知領域)にアイコンとして常駐します。
  • アイコンの形とツールチップで、EWFの状態が表示されます。
  • アイコンを右クリックして操作します。
  • ewfyからの通知はバルーンで表示されます。

ウィンドウモード

  • タスクトレイではなく、通常のウィンドウとして動作します。
  • ウィンドウおよびタイトルバーに、EWFの状態が表示されます。
  • ウィンドウの中を右クリックして操作します。
  • ewfyからの通知はウィンドウの中に表示されます。
  • ウィンドウを最小化した状態でも、タスクバーでEWFの状態が分かります。

サイレントモード

  • 通常は画面なしで動作し、設定にしたがって自動コミットを行います。
  • コミットが終わったらewfyも自動的に終了します。
  • EWFの操作や状態表示などはできません。
  • ダイアログが出るかどうかを設定できます。
  • サイレントモードで設定を変更するにはiniファイルを編集する必要があります。

ユーザ

複数のユーザ

ewfyは、複数のユーザが同時にログオンした状態で使うことができます。 またewfyの設定は一部を除きユーザごとに独立しています。(iniファイルで private=0 と設定すると、すべてのユーザの設定が共通になります。)
  • ewfyはアクティブなユーザの設定に従って動作します。
  • シャットダウンや再起動の際に時にコミットが実行されるかどうかは、最後にアクティブになったユーザの設定によって決まります。
  • コミット実行中や自動コミットが始まりそうなタイミングでログオフやユーザの切り替えなどを行うと、問題が起きる可能性があります。このような場合はコミットが終わるまで待った方が安全です。

制限ユーザ

EWFの情報にアクセスするには管理者権限が必要ですが、ewfyは、管理者権限のないユーザでログインした状態でも使うことができます。その場合、初め てewfyを起動したときにこのようなダイアログが表示されるので、管理者権限のあるアカウントのユーザ名とパスワードを入力してください。この情報は自 動的にiniファイルに保存され、次回からは自動的に使われるようになります。
  • 詳細設定の「自動的に管理者権限を取得する」をオフにすると、この情報が保存されなくなるので、毎回入力する必要があります。(必ずしもその方が安全とは限りませんが。)
  • runasなどを使ってewfyを別のユーザの権限で動作させると、複数ユーザで利用するときに問題が出る場合があるので、各ユーザが直接ewfyを起動するようにしてください。

アイコン

動作中のewfyのアイコンは、EWFの状態に合わせて変化します。またツールチップなどでメモリ使用量やコミットの進行状況が表示されます。

アイコン一覧

EWF有効
EWFが有効です。メモリ使用量によって表示が変化します。
まだまだ余裕
ちょっと増えてきた
そろそろやばいかも
警告
EWFのメモリ使用量が設定値に達しています。こうなった時点で自動コミットが行われるか通知されます。自動コミットをキャンセルした場合でも、ここからさらにメモリ使用量が一定量増えると、今度は通知なしで強制的にコミットが実行されます。(設定により動作を変更できます。)
コミット中
現在コミットを実行している最中です。コミットの進行状況に応じて表示が変化しますが、あまり厳密ではありません。
始まったばかり
あと半分ぐらい
もうすぐ終わるはず
コミット中にクラッシュすると非常に 困ったことになるので、コミットが終わるまでの間は注意が必要です。
一時的に無効
現在EWFが無効ですが、次回起動時には有効になります。コミットが終わったら、だいたいこの状態になります。
常に無効
EWFが無効になっています。次回起動時も無効のままです。
コミットなし
EWFが有効で、コミット禁止の状態です。この状態では自動コミットもシャットダウン時のコミットも行われず、ディスクへの変更は反映されません。
EWFの状態が不明
EWFの状態を取得しようとしていますが、まだ不明です。起動直後などに一時的にこの表示になります。
EWFエラー
EWFが正しく動作していないか、ewfyの設定に問題があります。 FAQ を参照してください。

メニュー

アイコン(またはウィンドウ)を右クリックした時に出るメニューで、ewfyの設定変更やEWFの操作ができます。

メインメニュー

EWFの状態
現在のEWFの状態をちょっと詳しく表示します。
状態の変更
手動でコミットしたりEWFの状態を変更します。(→「状態の変更」メニュー)
自動コミット
自動コミット基準などを設定します。 (→「自動コミット」メニュー)
詳細設定
ewfyの設定を表示/変更します。 (→「詳細設定」ダイアログ)
ewfyについて
ewfyの情報を表示します。 (→「ewfyについて」メニュー)
終了
ewfyを終了します。

「状態の変更」メニュー

コミットなし
EWF有効で、シャットダウン時のコミットもewfyによる自動コミットも行いません。ディスクへの変更を破棄して終了したい場合は、この状態に しておいてください。(この状態でも、目安として、メモリ使用量が設定値を超えたときに通知することができます。通知の有無などの設定は、自動コミットの 設定と同じです。)
有効
EWF有効で、シャットダウン時にコミットします。自動コミットも行います。これが通常の状態です。
コミットを実行
EWF有効な状態から、コミットを実行します。コミットが終了すると自動的に「一時的に無効」になります。自動コミットの実行中もこの状態になっています。
一時的に無効
EWF無効で、次回起動時から有効になります。EWF有効な状態からこれを選択した場合もコミットが実行されます。この状態から再度EWFを有効にするには再起動する必要があります。
常に無効
EWF無効で、再起動しても無効のままです。つまり、EWFを一切利用しません。EWF有効な状態からこれを選択した場合もコミットが実行されます。この状態から再度EWFを有効にするには、「一時的に無効」を選択してから再起動してください。
コミットなし 有効 コミットを実行 一時的に無効 常に無効
コミットなし - コミット許可 - - -
有効 コミット禁止 - コミット実行 コミット実行 コミット実行
コミットを実行 - - - (コミット終了後) -
一時的に無効 - (再起動後) - - 次回EWF無効に
常に無効 - - - 次回EWF有効に -

「自動コミット」メニュー

128MB/192MB/256MB/320MB/384MB/448MB/512MB/なし
EWFのメモリ使用量が設定値を超えたら、自動的にコミットまたは通知されます。「なし」を選択しておくと自動コミットは行われません。
選択できる範囲は、メモリの使用状況に応じて制限されることがあります。グレー表示になっている値は選択できません。
詳細設定でメニューにない値を指定することもできます。
通知
これをチェックしておくと、自動コミットする前に通知されます。そのまま30秒経つと自動的にコミットが実行されますが、それまでに通知のバルーン(またはウィンドウ)をクリックすると、キャンセルすることもできます。
ただし、通知の最中やキャンセルした後でも、メモリ使用量がさらに一定量増えた場合は、安全のため確認なしでコミットが実行されることがあります。(詳しくは「詳細設定」を参照してください。)
なお、状態が「コミットなし」の場合は、上記の設定やメモリ使用量にかかわらず、コミットが実行されることはありませんが、通知ありにしておくと、メモリ使用量が基準を超えたことが通知されます。

「詳細設定」ダイアログ

EWFのメモリ使用量の上限
自動コミットメニューよりも細かく、自動コミット基準のメモリ使用量を設定できます。設定できる値に上限はありませんが、EWF自体の上限が 512MBだそうなので、それ以上の値を設定するべきではありません。デフォルトでは、メモリの搭載量に応じた推奨値が自動的に設定されます。
これを 0 にしておくと、他の設定にかかわらず、自動コミットは行われません。また、「空きメモリを確保」による調整も行われません。
自動コミット前に通知する
自動コミットメニューの「通知」と同じです。デフォルトは、オンです。
通知のタイムアウト
通知ありの場合に、自動コミットの通知がタイムアウトしてコミットが始まるまでの時間を指定します。デフォルトは 30 です。
0 を指定した場合、およびサイレントモードでは、自動コミットの通知の代わりにコミット実行/キャンセルを選択するダイアログが出ます。そのダイアログはタイムアウトしません。
強制的にコミット
ここに0より大きい値を指定しておくと、通知ありの場合でも、使用メモリ量が自動コミット基準よりもさらにこの量だけ増えたら、再度通知することなく強制的にコミットが実行されます。(自動コミットの通知の最中や明示的に自動コミットをキャンセルした後でも、この強制コミットは実行されます。) デフォルト値は 0 で、この機能は無効になっています。
空きメモリを確保
ここに0より大きい値を指定しておくと、概ね指定した量の空きメモリが確保されるように「EWFのメモリ使用量の上限」が自動的に調整されるようになります。(それによって結果的に自動コミットが実行される可能性もあります。) デフォルトは 0 です。
タスクトレイモード/ウィンドウモード/サイレントモード
ewfyの動作モードを切り替えます。
いったんサイレントモードにすると、それ以降はGUIによる操作ができなくなるので、設定を変更するにはiniファイルを直接編集する必要があります。
なおコミット中は動作モードを変更することができません。
EWFのコミットを有効にする
EWFによってメモリ上に保存されたデータをディスクに反映させるかどうかを指定します。デフォルトはオンです。
ewfy起動時のEWFの状態は、この設定がオンなら「有効」、オフなら「コミットなし」になります。また逆に「状態の変更」で「有効」または「コミットなし」に状態を変更すると、それに合わせてこの設定も変更されます。
これをオンからオフに変更して終了した場合、ewfy.iniがEWF有効なドライブ上にあると、その変更が実際のファイルに反映されないので、次回起動時には元に戻ってしまいます。このような場合に変更を反映させるには、次のような方法があります。
  • 設定変更後に他のユーザでログインし、これをオンにした状態で再起動する
  • いったん「オン」の状態でewfyを終了し、iniファイルを開いて「commit=0」に変更してから再起動する
EWF無効の状態が続いたら自動的に終了する
コミット終了後など、自動コミットのためにEWFを監視する必要がなくなった場合に、ewfyを自動的に終了するかどうかを指定します。デフォルトはオフですが、サイレントモードを選択すると自動的にオンになります。
これがオンの場合、実際にewfyが終了するのは、EWFが無効になってから数分後です。
自動コミット通知以外の警告や通知を抑制する
重要な場面で表示される確認や警告のダイアログ、およびEWFの状態を通知するバルーンなどの表示を抑制するかどうかを指定します。これをオンにすると、自動コミットの通知に関わるもの以外の確認ダイアログやバルーンなどが出なくなります。デフォルトはオフです。
自動コミットの際の通知については、「自動コミット前に通知する」の設定に従います。
自動的に管理者権限を取得する
管理者権限のないユーザがewfyを実行するときに使うアカウントの情報の取り扱い方法を指定します。これがオンの場合は、入力したユーザ名とパスワードがiniファイルに保存され、次回以降は自動的にその情報が使われます。オフの場合はこの情報が保存されず、毎回入力を要求されます。デフォルトはオンです。
ewfmgr
EWFマネージャを指定します。EWFマネージャとしては、ewfmgr.exe または ewfapi.dll が利用できます。(それ以外のものは指定しないでください。) デフォルトは ewfmgr.exe です。ewfmgr.exeがパスの通っている場所にあれば、特にこの設定を変更する必要はありません
この設定は、すべてのユーザで共通です。また、コミット中は変更できません。
対象ドライブを限定
通常は何も指定しないでください。 ewfyで管理するドライブを限定する場合は、そのドライブ文字をコンマで区切って書いてください。(例: target=C,D) デフォルトでは、EWFが使用可能な全てのドライブが対象となります。
この設定は、すべてのユーザで共通です。また、コミット中は変更できません。

「ewfyについて」メニュー

バージョン
ewfyのバージョン情報を表示します。バージョンの情報は、ewfy.exeのプロパティでも見ることができます。(実はそっちの方が詳しい)
ヘルプ
http://www.nshdot.com/ewfy_man.html または http://home.nshdot.com/ewfy_man(このページ)を開きます。

iniファイル

設定の情報はewfy.exeと同じフォルダの ewfy.ini に保存され、次回起動時に読み込まれます。(このファイルがなければ自動的に作成されます。) iniファイルには、対応するメニューのないパラメータもあります。このようなパラメータを設定するには、直接iniファイルを編集する必要があります。 また、サイレントモードではメニュー自体がないため、常にiniファイルの編集が必要になります。
limit
詳細設定の「メモリ使用量の上限」に相当します。単位は[MB]です。
notify
自動コミットメニューの「通知」、および詳細設定の「自動コミット前に通知する」に相当します。
0: 自動コミット基準に達したら即座にコミットを実行
1: 自動コミット基準に達したら通知する(デフォルト)
wait
詳細設定の「通知のタイムアウト」に相当します。単位は[秒]です。
over
詳細設定の「強制的にコミット」に相当します。単位は[MB]です。
free
詳細設定の「空きメモリを確保」に相当します。単位は[MB]です。
appmode
詳細設定の「タスクトレイモード/ウィンドウモード/サイレントモード」に相当します。
0: サイレントモード: 基本的に画面なしで動作
1: タスクトレイモード: タスクトレイのアイコンとして動作(デフォルト)
2: ウィンドウモード: 通常のウィンドウとして動作
commit
詳細設定の「EWFのコミットを有効にする」に相当します。
0: コミットを無効にする
1: コミットを有効にする(デフォルト)
autoquit
詳細設定の「EWF無効の状態が続いたら自動的に終了する」に相当します。
0: サイレントモードの場合のみ、EWF無効な状態が一定時間続いたら自動的に終了する(デフォルト)
1: 動作モードにかかわらず、EWF無効な状態が一定時間続いたら自動的に終了する
2: 動作モードやEWFの状態にかかわらず、自動的には終了しない
nowarn
詳細設定の「自動コミット通知以外の警告や通知を抑制する」に相当します。デフォルトはオフです。
autologon
詳細設定の「自動的に管理者権限を取得する」に相当します。
0: アカウントの情報を保存せず、必要な時に入力を要求する
1: アカウントの情報をiniファイルに保存し、次回起動時にその情報があれば自動的に使う(デフォルト)
これが1の場合、アカウントの情報はuserとpassに保存されます。
これが0の状態で起動した時に、userとpassに何らかの情報が保存されていた場合、その情報は消去されます。
ewfmgr
詳細設定の「ewfmgr」に相当します。デフォルトは ewfmgr.exe です。この設定はすべてのユーザで共通です。
target
詳細設定の「対象ドライブを限定」に相当します。デフォルトは空白です。この設定は、すべてのユーザで共通です。
private
ewfyの設定情報の保存方法を指定します。
0: ewfyの設定をすべてのユーザで共通とします。
1: ewfyの設定をユーザごとに独立して保存します。(デフォルト)
すべての情報はewfy.iniの中に保存されます。デフォルトでは、ほとんどの設定は各ユーザごとのセクションに保存されますが、0の場合はすべての設定が[ewfy]セクションに保存されます。
ただし、すべてのユーザで共通のパラメータについては、常に[ewfy]セクションに保存されます。
user
制限ユーザの場合に使うewfy実行用アカウントのユーザ名が保存されます。管理者権限のあるユーザで実行する場合は、この情報は無視されます。
pass
制限ユーザの場合に使うewfy実行用アカウントのパスワードを暗号化したものが保存されます。管理者権限のあるユーザで実行する場合は、この情報は無視されます。暗号化されてないパスワードを直接ここに書いても有効にはなりません。
crate
コミット進行状況表示の基準とする、環境に依存するパラメータです。この値は実行時に自動的に検出、設定されます。設定された値は変更しないでください。この項目は、すべてのユーザで共通です。

その他

  • WindowsXP(Home Edition/Professional)上にRAM_REGモードのEWFを設定した環境が対象です。
  • 通常はスタートアップから起動してください。All Users のスタートアップにewfy.exeへのショートカットを入れると良いでしょう。
  • ewfy実行中にewfmgrを使うことはできますが、他の自動コミットツールとは併用しないでください。
  • 安全のため、コミット実行中にログオフやユーザの切り替えなどをしないでください。
  • 日本語環境以外では英語表示になります。
  • 設定はiniファイルに保存されます。レジストリは使いません。

FAQ

「EWFエラー」になる

  • コマンドプロンプトから「ewfmgr -all」を実行して次のような表示が出る場合は、EWF自体に問題があるので、まずそれを解決する必要があります。
    Unable to find any protected volumes.
  • まだ詳細設定ダイアログの「ewfmgr」に ewfmgr.exe のパスを指定してない場合は、「参照」を使ってフルパスを指定してみてください。
  • コミットが実行されている最中にewfyを起動した場合も、EWFエラーと表示されます。この場合は、コミットが終わると通常の表示に戻るはずです。

スタートアップにewfy.iniができて削除できない

  • スタートアップにewfy.exeの実体が入っているためです。スタートアップの中のewfy.exeとewfy.iniを他の場所に移して、そのewfy.exeへのショートカットをスタートアップに入れてください。

BBleanmodなどの互換シェル上でメニューが正常に操作できない

  • タスクトレイモードで右クリックメニューが出ないなどの問題がある場合は、ewfyの動作モードをウィンドウモードに切り替えてください。メニューが操作できない場合は、ewfy.iniを開いて「appmode=2」を追加し、再起動してください。

コミットした後もEWF有効のままにしたい

  • EWFの仕組み上、無理です。再度有効にするには再起動する必要があります。

一切の画面表示をなくすには?

  • iniファイルで以下の3項目をこの通りに設定してください。それ以外の項目については任意に設定できます。
    appmode=0
    notify=0
    nowarn=1
サブページ (1): ewfy reference manual
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